こんにちは。
猫背整体 せぼねや京都 オーナーの山邉信一です。
猫背整体 せぼねや京都はオーナー、山邉信一の経営するパーソナルトレーニング&整体のベースコンディショニングラボの姉妹店として、ベースコンディショニングラボから姿勢やトレーニングの要でもある胸郭(胸椎・肋骨)の整体だけを気軽に受けていただけるようにと始めた整体サロンです。
ベースコンディショニングラボのポストカードサイズのチラシです
こんなチラシですが猫背改善、機能改善系のパーソナルジムです
せぼねや誕生秘話
2022年7月に夫婦で新型コロナにかかりました。
当時はまだギリギリ10日間の自宅待機をしなければいけない時期で、自治体から段ボールいっぱいの物資も届いた頃です。
僕はありがたいことに二日ほどで熱が下がり、ほぼ1週間、家から出られなかったのでここぞとばかりに積読してあった本をゆっくり読む事ができました。
その時に読んだ本がこちらです。
ユヴァル・ノア・ハラリ読んだことがある方も多いのではないでしょうか?
内容はググってもらえればすぐに出てきますが簡単に内容を紹介しますと
ユヴァル・ノア・ハラリの「サピエンス全史」(原題: “Sapiens: A Brief History of Humankind”)は、人類の歴史を広範囲にわたって概観した非常に影響力のある本です。以下に主要なポイントをまとめます
認知革命:約7万年前、ホモ・サピエンスは抽象的思考や複雑な言語を発達させ、大規模な協力を可能にしました。
農業革命:約1万2000年前に始まり、人類は定住生活を始め、食料生産を行うようになりましたが、これは必ずしも生活の質の向上につながりませんでした。
人類の統一:貨幣、帝国、宗教などの「想像上の秩序」が人類を大規模に統合しました。
科学革命:約500年前から始まり、技術と知識の急速な進歩をもたらしました。
資本主義の台頭:経済システムとして世界中に広がり、未曾有の繁栄と同時に格差も生み出しました。
産業革命:生産方法を一変させ、都市化や人口爆発をもたらしました。
人類の未来:生物工学やAIの発展により、人類は自らの進化を操作する可能性があります。google Geminiで生成
ハラリは、これらの「革命」を通じて人類がどのように現在の姿に至ったかを説明し、その過程で生じた問題点も指摘しています。例えば、農業革命は食料生産を増やしましたが、同時に労働時間の増加や新たな疾病をもたらしました。
また、彼は人類の成功の鍵として、大規模な協力を可能にする「共通の神話」(宗教、国家、貨幣など)の創造能力を挙げています。
この本は、人類の過去を振り返るだけでなく、現在の課題や未来の可能性についても考察を加えており、読者に人類の歴史と未来について新たな視点を提供しています。
この内容は特に「姿勢」とは関係ないのですが、この本の中に人間が地球の支配者になった要因の一つに【直立二足歩行】があるといっています。
よく前足を自由にして道具を使うようになって云々と言われることが多いのですが、「じゃななぜティラノサウルスは人間の地位まで来れなかったのか?」という疑問がずっとありました。
この疑問に答えてくれたのが、「ホモサピエンス全史」でした。
人間が地球の支配者になった要因
人間が地球の支配者になった要因は先ほどGeminiがまとめてくれた認知革命を基本とする虚構による協力・農業革命・科学革命が大きな要因としてありますが、最初の革命、認知革命の礎を担っているのが「直立二足歩行」だとユヴァル・ノア・ハラリ先生はこの本でいっています。
直立二足歩行というのは全動物の中でも圧倒的にエネルギー効率が良いんです。
これを機に僕の中で人間を含めた様々な動物の「移動様式」というのが研究テーマとなりました。
これはまた別の本になるのですが
この二冊は人間の直立二足歩行についてかなり詳細に書かれていて本当におすすめです!
もう少し動力学的に数式や方程式から生き物の【移動様式】を勉強したい方にはあまりお勧めしませんが、お勧めしておきたい本がこちらですw
2つの二足歩行
皆さんは屈曲歩行という言葉をご存知でしょうか?
僕はこれらの本を読んで始めて知りました。
どうも二足歩行には直立二足歩行と屈曲歩行というものがあるそうです。 直立二足歩行っていうのは一般的な人間がとっている歩行様式です。
屈曲歩行は後で説明するとして、人間の歩行はダブルニーアクションと言って1つの歩行サイクルの中で片方の膝足の膝が2回伸びたり曲がったりすることをいいます。
ここで大事なのは、 直立二足歩行は歩行サイクルの中で膝が伸びきる瞬間があると言うことです。
一方、屈曲歩行と言うのは、この膝が伸びきる瞬間がなく、歩行サイクルの中で常に膝関節が曲がったままの歩行ということになります。
先ほど出てきたティラノサウルスを 生で見たことがある人は少ないと思いますが、歩いてる時に膝が伸びきっている瞬間があるイメージはほぼないのではないでしょうか?
よく考えれば、チンパンジーやゴリラも膝はずっと曲がったまま歩いていますよね?
この曲歩行と直立、歩行のエネルギー効率を比べると、圧倒的に直立2足歩行の方が良いという事は研究からもわかっています。
ここから少し難しい話になります
ここから少し難しい話になりますが、人間の直立二足歩行というのは、物理的に考えると位置エネルギーと運動エネルギーの交換によって行われています。 屈曲歩行の場合、膝が伸びきる瞬間がないので、十分な位置エネルギーを蓄えることができず、筋力による推進力に頼るのでエネルギー効率が悪くなってしまいます。
エネルギー効率が悪いと言う事は、同じ距離を移動するのにより多くの食べ物が必要と言うことになり、生存戦略的に不利になってしまいます。
という事は、より、エネルギー効率の高い直立二足歩行というのが生存戦略として有利に働き、人間をこの地位まで押し上げた1つの要因と言うことになります。
私の考える正しい姿勢
私は職業柄「姿勢」に携わる事が多く、一般的な「正しい姿勢」というものに疑問をいただいていました。
よく言われるのが「立位姿勢を横から見た時、背筋を伸ばし、肩を後ろに引き、顎を引いて、耳、肩、腰、膝、足首が一直線上にあるようにします。 前から見た時は、両足に均等に体重が乗り、左右の骨盤の高さ、肩の高さ、耳の高さの高さが地面と平行になっている」こんな感じではないでしょうか?
これを話し出すとキリがないのでこの辺にしておきます。
今、私の考える正しい姿勢というのは、人間が今の地位を築くに至ったエネルギー効率の良い直立二足歩行に適した姿勢。これを正しい姿勢だと言うふうに考えてアプローチをしています
本日のまとめ
- 直立二足歩行はエネルギー効率が非常に優れた移動様式
- 生存戦略的に有利
- このよりエネルギー効率の良い歩行ができる体=正しい姿勢
だと考えています。正しい姿勢に対するイメージが少し変わったのではないでしょうか?
この姿勢がどういったものなのか?というのはこれはこれで長くなるので時間のある時にまとめたいと思いますがとりあえず今の段階では肋骨が胸椎を固めず、しっかりを胸椎の柔軟性が担保されている状態は最低限必要だということだけ覚えておいていただければ良いと思います!
今回の内容を読んでご自身の姿勢に気になるところがあれば、ぜひ猫背整体、せぼねや京都にお越し下さい。お待ちしております
24時間WEB予約
- コースを選択
- 下へスクロールするとスケジュールがございます
- 受付可能な時間が「●」で表示されております
- 必要事項をご入力いただきまして「次へ」ボタン、「予約を確定する」ボタンを押して仮予約完了です
- お店側から認証メールが届くまで少しお待ちください。認証メールが届きましたらご予約確定です
- ネットからご予約頂いた場合キャンセル変更が出来ませんので事前にしっかりご予定の確認をお願いいたします。
- 万が一キャンセル、変更をされる場合はお電話にてお問い合わせお願いいたします(施術中の場合は対応できかねます)