1月も終わりに近づいたところでやっと2012年一回目の投稿になります。
こんにちはBASE Conditioning Laboの山邉です。
去年の終わりの 頃
“ULTIMATE Movement for DANCER”
という題名でブログを
更新していたのですが、
題名を英語にしてしまう事で少し不具合が出てしまうので
元の日本語に戻しますが、
内容はそれほど変わる事はないですので、
引き続きよろしくお願い致します。
今回はボディワークをする事で、
ダンサーやカラダの痛みでお困りの皆さんが
得る事の出来るメリットとデメリットについてです。
特に今回はデメリットについての話となります。
メリットについては今までも書いているつもりですし
デメリットの部分も裏を返すと
そのままメリットとしても捉える事が出来るので
今回は多くを書くつもりはありません。
(よく喋る人を“明るい人”とみるのか
“やかましい奴”と見るのかの違いみたいなものです)
副題にある “To perceive is To suffer”
というのは“万学の祖”と言われる、
あのプラトンの弟子であり
アレクサンドロス大王さんの家庭教師でもあった
アリストテレスという大哲学者の言葉です。
直訳すると
“感知する(知る)事は苦しむ事である!”
という内容です。
ざっくりと意訳をしてしまうと
“知らぬが仏”
となるのでしょうか?
これ!実はボディワークにみぴったりな言葉だと思います。
今まで出来ていると思っていた事が実は出来ていなくて
それが”痛み”や”歪み”といった
体の不調の原因だったという事を知るというのは
ある意味しんどい事だと思います。
それも“動きがつながっていない”とか
“押せていない”とか
良く分からない事を言われるものだから
頭の中に虫が湧く人もいる様です。
その上、カラダに対する感覚を鍛える事で、
カラダに敏感になり、
今までの自分であれば
絶対に気付かない不具合を感じてしまう様になります。
それこそ、周囲の人は「それのどこがあかんの?」
というレベルで「立てていない!」と気付いてしまいます
一般的な人では、このレベルにおいては鈍感なので痛みを感じるまで
カラダの中で不具合が起きている事に気付く事はありません。
“腰が痛いわぁ”という人はいても
“今日は鎖骨の調子が悪いから、
体幹と脚がつながってないわぁ”
なんて言う人は見た事ないですよね!
ボディワークで感覚を磨くとこのレベルでカラダや動きを
感じる様になります。
これは、人によってはメリットにもなるしデメリットにもなってしまいます。
最後に、先述のアリストテレスに負けるとも劣らない、
リアルタイムで、僕たちに色々な事を教えてくれたという意味では
それ以上の先生の言葉で締めくくります。
「上級者への道のりは己が下手さを知りて一歩目」
湘北高校 バスケットボール部監督 安西 光義
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